044.テキトーお菓子づくり
2016年06月16日
◆10年ほど前に殴り書きしていた独り言をつらつらと綴っています。
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点線の内側が当時の内容
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その下は現在の自分からの感想です。
ご興味のある方はどうぞ覗いて行ってやってください。
【2006~2007年頃? 記】
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おからで謎のお菓子を制作してみた。
お菓子をつくりたくても、分量をちゃんと計ったり、粉をふるいにかけたり、
生地を寝かせたり、型を整えたりっていう面倒な作業が多いですよねー。
しかも無塩バターや生クリームなんて常備してないし…
適当にできないから余計に億劫になる。
でも、一度「面倒じゃない」と認識すれば、楽にできるものかもしれません。
ある日の夕方。
おからを使わねば。そして小腹が空いた。
しかし今すぐできそうないいレシピがない。
以前ネットから印刷しておいた、投稿者からのおからを使ったレシピをいくつかを見て、
なんかテキトーにできそうな気がした。
てか変なモノを入れなければ変なモノはできないだろう。
食べるのは自分だからこだわる必要もない。
テキトーにおからをチンして(から炒りの変わり)、袋から直接
小麦粉ときなこと砂糖とふくらし粉をテキトーに加えて(もちろんふるってなどいない)、
油(料理に使う普通のサラダ油)と牛乳を
これまたテキトーに加えて混ぜて(普通のスプーンで)、
ラップでまとめて冷蔵庫に入れて、
待ちきれなくて10分くらいで出して(冷やした意味なし)、
スプーンでテキトーに切り分けて押しつぶして並べて(大きさ厚みバラバラ)、
テキトーにトースターで焼いて(オーブンでなく、トースター)、
よーわからんけどこんなもんかなってくらいで出して(焼き上がりがよくわからん)、
冷めるのを待ちきれずに(焼き菓子は普通冷ますはず)、そのままパクリ!
・・・お?
意外にイケる!
外はカリッと、中はおから効果でもちもちっと☆
クッキーかスコーンかマドレーヌかパンか、一体何になるのかわからず、
食べても謎のままやったけど、まぁ美味しいからいっか♪
お菓子もテキトーでもできるやーん!
量も計らず、粉もふるわず、寝かせもせず、型も整えず・・・
それでもなんとかなりました。
どこかの部族や民族料理だって、テキトーにつくってはるもんね。
最近、読んだ本の影響でフランス的思考になりつつある。
お菓子の本場でありながら、フランスのマダム達のお茶会に登場するお菓子は、
評判のお店やお取り寄せのものじゃなく、彼女達の手づくりのものだそうだ。
しかも家にあるありあわせの材料でざっくりつくった素朴な味。
今回つくってみて、きっとこんな感じなんだろうなと思った。
それでも充分美味しいし、お菓子がどうであれ、おしゃべりの楽しさに変わりはない。
そういう意識というか、考え方っていいなと思うのです。
ちなみにケーキもパンも、本場フランスよりも、
日本の方が遥かに種類が豊富で凝ったものが多いそうだ。
日本の食べものが、実は、一番すごいのかも。
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思い込みというのは、人間の動きを左右しますね。
「食わず嫌い」という言葉がありますが、
まずは食べてみて、それでも無理だったら仕方ない。
無理だという思い込みは、行動が制限されてしまいますね。
無理せず、気軽にできる方法を見つけていきたいものです。