009.貧しさはクリエイティブの原動力

mocchi

2016年04月07日 22:22

◆10年ほど前に殴り書きしていた独り言をつらつらと綴っています。

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 点線の内側が当時の内容
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 その下は現在の自分からの感想です。

 ご興味のある方はどうぞ覗いて行ってやってください。




【2006~2007年頃? 記】
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あるデザイナーが、
デザイナーになったのは「欲しいものが買えなかったから」だと言った。


欲しいものが買えないなら、諦めるか、どうにかして自分でつくるか。
その人は後者だったようだ。


また、「欲しいものが売ってなかったから」と言うデザイナーもいた。


確かに買えてしまうなら買ってしまうだろう。
買えない、もしくは欲しいものが売ってないなら
自分でつくればいいと考えるのは自然な流れかもしれない。
貧乏であるが故に、何とかできないかと頭を働かせる。

今あるもので、自分で考えて工夫して何かをするのが私は結構好きなようだ。
制限の無い自由を与えられるのが苦手なため、
何か制約や条件がある方が良いものができると思う。


料理は脳の活性化に良いと言われるが、
今ある材料でできるメニューを考えるのが楽しかったり、
どう切ってどう調理してどんな味付けでどの器にどう盛りつけるか…
料理はすごくクリエイティブな作業であると言うのも頷ける。


本来捨てられるものに何か新たな役割を見出せないか、
別の用途に活用できないか、ひとつの作業をより効率的にできる方法はないか、
同じ行為でもどうすればもっと楽しめるか。
そんなことを考えるのも好きなのです。

お金で解決できることって世の中にはいっっぱいある。
でもそうやって簡単に済ませられ、便利なモノやシステムが作り出され、
与えられていくにつれ、人はどんどん考えないようになっていくんじゃないだろうか。
それに、お金を持っている人が考えるものは、
お金を持っている人のためのものになる気がする。


負け惜しみと強がりでもあることは否定しないけれど、
貧しいからこそ、その中で考え、つくり出すってことが身に付いていくんだと思う。

そりゃお金はあった方がいろいろ楽しめるだろうけど、
そうじゃない楽しさも、私は好きだ。

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私はそう稼いでいる方ではなく、安定もしていないので、
常々、節約生活の身の上です。

そのため、「いかにお金を使わずして生きていくか」を
考えながら暮らしていて、それがそんなに苦ではなく、
むしろその状況でいかに創造できるかを楽しんでいる節があります。

あるものでなんとかする、作れるものは作る。

そうすることで得るものもあるはずです。



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